結婚指輪

そういえば、独身時代にも手編みのものを作って誰かにあげたことはありませんでした。夫は昔、付き合っていた子か誰かに手編みのセーターをもらったけれど、結局着ないでいたとか。それも怖くて捨てられなかったから、近くの公園のごみ箱へ捨てたという話もしてくれました。やはり手編みのセーターなどは、その人とご縁がなくなると処分したいと思うものかもしれませんね。惨めにずっと保管しているのもどうかと思いますし。さて、もう一昨年になりますが、私は自分のために手編みでショールを使いました。これを知り合いの結婚式で使ったのです。あとは出産時に入院しているとき、売店へ行くときはなにかパジャマの上に羽織るとかしなくてはいけなくて、私はこのショールを入院のために持参したものです。これは細かい糸で編んだので、物凄く疲れました。ショールですから単純に編み続けるだけでいいのですが、いかんせん長いんです。結婚式の日程は決まっているから、なんとかそれまでに仕上げなくてはいけないという気持ちも逆に空回りしたりして。それでもようやく仕上がったときには、ホントに達成感から感無量でしたね。もう、あのような大作は作らないだろうと思います。子どもたちが大きくなって時間が出来たら、また作るかもしれませんがしばらくは無理ですので。しかし母親の影響というのは受けるものですね。そうなると、特に娘は私の生活スタイルを受け継ぐ可能性があるわけです。そうすると将来が不安でもあり、楽しみでもありますね。